19世紀にベルギーの農民が地下室に置き忘れたチコリの根。そこから黄色がかった長い葉が出ており、これがとても思いがけずおいしかったため栽培を始めた、というのが食用チコリの起源と言われています。
結論から言えばどちらの呼び名も正解。これはかつてアンディーブと呼ばれていたチコリがアメリカに上陸した際、エンダイブ(仏名シコレ)という野菜と混同されてしまったためと云われています。それ以来アンディーブは英語圏では「チコリ」と呼ばれるようになりました。
サラダコスモのちこり蔵
まずは畑で種芋となるチコリ芋を育てます。その形から「芋」と呼んでいますが、これは大きく育ったチコリの根のこと。1年分の種芋をまとめて栽培し、これを冷凍保存しておくことで、年間を通してのチコリ生産を実現しています。
葉を切り落としたちこりの芋(根)
畑で収穫されたチコリ芋は生産ファームに送られます。葉を切り落としたチコリ芋を暗室で栽培すると、栽培開始から8日程度で黄色のかわいい食用葉を付けます。この葉は栽培開始から約21日で芋から切り離され、出荷されていきます。