夢をかなえる農業―ちこりのぽたぽたポタージュスープ
スタッフと打合せをする後藤さん(向かって左)
後藤 展子さん
㈱菜っちゃん代表
農家手作り家庭料理レストラン‘バーバーズダイニング’社長
岐阜県唯一 地産地消の仕事人(2011年12月現在)
お茶農家のお嫁さん。
夢の伝道師
農家に生まれ農家に嫁いだおかげで夢を叶えることが出来たと後藤さんは言います。
幾つもの顔を持つ後藤さんですが、伝えたいことは、「食の大切さ」。
食べ物を口にすると言うことは、生命に係わるということ。
料理人はその責任を感じながら仕事をしなければならないし、
農業は命をつなぐ仕事であることと自分の作った野菜の美味しさにプライドを持って良いはずと、
生き生きと語る後藤さん。
農業のイメージを変えて行きたいと言います。
農家手作り家庭料理レストランの現場に毎日立ち、
地産地消の仕事人として全国を回り、
「食の大切さ」を伝える後藤さんの存在が「農業は夢をかなえてくれるすばらしい仕事である」
というメッセージとなっています。
未来
自分の息子には農家を継がせたくないとか、
自分の娘は農家に嫁がせたくないと思っている農家さんも少なくないと言います。
もっと安定した生活を送って欲しいと思う親心。それ程、農家の後継者問題は複雑です。
地元中津川・松田の農家ニ村さんのところに農業を継ぐため、息子さんが帰って来ました。
一度は家を出ていた息子さんですが、父母がやっている農業を継ぎたいと帰って来ました。
農業が命をつなぐように、後継者は、農業を未来につなげます。
そんな農業の未来、後継者を応援したいと後藤さんは言います。
ニ村さんの家だけの後継者ではなく、農業の未来を守る‘後継者’ に注目して欲しいのだと。
農業で食べて行く
農業で生計を立てるのは大変と思っている方が大半ではないでしょうか。しかし本気で農業をやろうと覚悟を決めてやれば
ちゃんと食べて行けるし、後継者も現れます。覚悟を決めた農業をやるのなら、今までみたいに作って終わりではダメで、どうやって売るか、一番価値をわかってくれるところにどうやって届けるかを、これからの農家さんは考えていかないとならないと思います。
そんな後藤さんの後押しを受けて生まれたのが、『ちこりのぽたぽたポタージュスープ』
ニ村さんの採れたてニンジンが、すりおろして入っています。
化学調味料は使っていません。
塩もこだわりのモンゴルの岩塩、有機大豆まるごと豆乳仕立て、
もちろん採れたてちこりも入った素材重視のスープです。
ちこり村は、農家の後継ぎを応援します!
【取っけえべえ!17号】