幕末―昭和のラベル復刻 中日新聞
2015年5月6日(水)中日新聞掲載
幕末―昭和のラベル復刻
しょうゆ製造 静岡の旧家
中津川「ちこり村」社長が提案
幕末から昭和初期に静岡市の東海道蒲原宿で造られたしょうゆのラベルが復刻した。
企画したのは、製造元の商家八代目当主の志田威さんと
中山道がある中津川の発芽野菜メーカー社長、ちこり村の中田智洋さん。
五街道―東海道と中山道
ともに江戸時代の主要街道のひとつである、東海道と中山道。
徳川家康が慶長6年(1601年)に交通・運輸の便宜を図るために街道の整備を開始。
上方と江戸を結ぶ最も重要な街道として位置づけられ東海道にまっさきに
公文書や荷物を次の宿駅へ輸送する伝馬制度が定められました。
翌慶長7年には中山道にも伝馬制度が定められました。
東海道
総距離496km、宿場53宿、関所は2か所(箱根、新居)
公家、京都・大阪・長崎などの大名行列や
庶民の往来が盛んな街道でした。
中山道
道は険しいものの、川留めなどの心配もないことから
女性の足でも越えやすい街道でした。
江戸の日本橋から草津(滋賀県)まで総距離約539km、
宿場数67宿、関所3か所(碓氷、福島、贄川)
信濃の国木曽路を通ることから木曽海道などとも呼ばれていました。
この二つの街道は、草津(現在の滋賀県)で合流します。
そして、今年はこの‘伝馬制度’の生みの親
徳川家康の没後400年
かの時代から街道で今と昔を繋ぐ、東海道と中山道
ふたつの街道の交流と徳川家康公の顕彰400年を記念して
復刻しました。
志田醤油店 やま六です。
2015-05-08 | Posted in ちこり村マルシェ | No Comments »