家康公が遺した『宿駅伝馬制』と『歴史国道』―志田醤油復刻ラベル
2015年5月9日土曜日
徳川家康公顕彰400年事業
「家康公が遺した『宿駅伝馬制』と『歴史国道』」のパネル展と講演会が
静岡県静岡市の蒲原宿で開催されました。
徳川家康公顕彰400年とは・・・
大阪夏の陣(慶長20年/1615年)で名実ともに徳川家康公が天下を取ってから、400年ということだそうです。
蒲原塾の志田家が志田醤油店を始めたのは約173年前とのこと。
東海道の宿場に現存する唯一の町家です。
志田邸をそのまま開放した『東海道町民生活歴史館』には
当時の樽や
梁がその当時のまま残っています。
他にも、かつての町民の生活が伺える日用品や
農器具などが展示されています。
173年前、1842年といえば時はそろそろ動乱の幕末へ。
後、10年もすれば黒船がやって来るという頃です。
250年以上続いた徳川幕府で大きな役割を果たしたものの一つ
徳川家康公が進めた五街道の整備。
五街道の中でも全国統治にとって重要だった『東海道』と『中山道』
『東海道』と『中山道』を学べば徳川家康公がわかる。
今回の「家康公顕彰400年『宿駅伝馬制』と『歴史国道』」を
中山道の宿場町中津川のちこり村が応援することになりました。
記念して生まれたのが、当時のラベルを復刻した『志田醤油』です。
このお醤油には、
東海道蒲原宿の東海道町民生活歴史館と
中山道中津川宿中山道歴史資料館の入館手形(割引券)がついてます。
ちこり村のお醤油を製造している大垣市の木戸屋醸造で製造し、ちこり村にて販売中です。
東海道町民生活歴史館では
2015年5月9日(土)~12月23日(水)の期間中
「家康公が遺した『宿駅伝馬制』と『歴史国道』」のパネル展開催中です。
東海道と中山道の共同開催ということで
オープンセレモニーでは、静岡市長に続き、中津川市の青山市長の挨拶もありました。
向かって一番左側の方が志田家8代目当主の志田威氏
静岡市長は「静岡市にはディズニーランドはないけれど、東海道がある」とおっしゃっていました。
午後からは場所を蒲原記念センター移しての講演会。
JR東海相談役 須田寛氏の基調講演に続いて
中津川市青山市長の講演が行われました。
中津川には、中山道以前には、東山道というものが通っていてかつては、
吉田兼好が都の騒がしさを避けて住んでいた。
中山道の魅力
これからの活力ある街づくりを街道から。
街道の街、中津川のお話。
続いて志田威東海道57次・中山道67次交流館館主の講演。
東海道57次?!
そうです、志田館主からは、東海道は57次あったという衝撃的!?事実が。
歌川広重の東海道53次があまりにも有名になったため
53次と思われているが、実は57次であったと
家康公は大阪を統治上とても重要に考えていて(かつての豊臣氏の本拠地)街道を大阪までひいた57次だった
・・・でも学校ではまだ53次と答えた方が良いですよと付け加えられていました。
57次目の宿「守口宿(大阪)」のみなさんも壇上で紹介されていました。
最後にちこり村の宮地が壇上に上げていただき
家康公顕彰400年記念事業 志田醤油-復刻ラベルの意義をお話させていただきました。